団地パッシブデザイン 中庭の家

広島の瀬戶内気候を読み取り、太陽熱や風を活用・調整することで、室内温度をコントロールして、大幅な消費エネルギー削減を実現した。

調湿に優れた広島のカキ殻漆喰の壁や県産材など地域素材を豊富に使用している。

蓄熱体として、梁を生かした天井化粧梁や土間コンクリートの利用や、二階のバルコニーは、屋上緑化テラスにする事で、冷暖房だけではない室内温度のコントロールの工夫などを行ったている。

冷暖房計画として、壁掛エアコン16帖を利用した全館空調を採用。部屋間の温度差が無く、省エネ性が高い。

植物や庭などを取り込み、自然環境に優しく、既存団地における暮らし方やエネルギーゼロの住まい、コミュニティなど多様性豊かな住宅である。

光や風、庭との繋がりなどコンセプトスケッチ

物件詳細

設計・施工
株式会社ラーバン
構造・工法
木造軸組工法
竣工
2022年7月
敷地面積
195.26㎡(59.06坪)
延床面積
105.5㎡(31.9坪)
お家の特徴
全館空調 自然素材(広島県産材、カキ殻漆喰) 太陽光発電 高気密・高断熱(HEAT20 G2レベル) REALZEH 耐震等級3

性能

UA値
(熱の逃げやすさ)
0.43W/㎡k
nAH値
(冬の日射熱取得量)
2.4
nAC値
(夏の日射熱取得量)
1.0
年間一次エネルギー消費量
-896GJ/年
年間の光熱費
14,4000
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