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2024.10.04 | スタッフブログ :スタッフブログ
無垢材・加工・工夫
パッシブデザイン住宅・パッシブリノベ・古民家再生の
自社設計・自社施工一貫体制の株式会社ラーバンの高谷です。
キッチンの腰壁と無垢材の笠木の納まりのご紹介です。
通常の笠木は、巾155mm程度、厚みは20mm~25mm程度が標準的ですが、
今回は意匠的に薄くみせたいとの希望もありましたので
腰壁を45mm厚の下地とし、笠木の幅を93mmで仕上げました。
キッチンのバックガードとプラスターボード、キッチンパネル、
コーキング代等を考慮し寸法を決めていきました。
また見附部は6mmまで加工することで薄く見せる工夫をしています。
材料はタモの無垢材でウレタンクリア塗装をしています。
現場にて大工さんで笠木どうしの出隅部を留め加工にしてもらってます。
角に軽く面もとってくれています。
無垢材は環境によってはどうしても狂いやたわみなど生じる場合のある素材ですが、
お施主様にもご了解もいただき、工夫して試みてみました。
結果、薄い笠木ですっきりとしたキッチンの腰壁が仕上がりました。