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2021.06.10 | スタッフブログ :スタッフブログ
古民家のあかりとり
古民家は軒が長くどうしても暗い空間になりがちです。
そこで明るさを確保する目的のために、
長い下屋の一部の瓦をポリカーボネート板に
取替える工事をしました。
もともとは納屋だったので窓も少なく暗く閉鎖的な雰囲気でした。
写真でみると、南面のガラス面積自体は大きく変わらないですが、
南側下屋にあかりとりの設置と東面の小窓1ヶ所を
トッピングすることでここまで明るさ感が変わってきます。
次に工事中の写真です。まずは既存の野地板の撤去です。
垂木の上にパッキンを敷き
ポリカーボネート板厚み8mmを設置して、
アルミの平板で固定していきました。
取合い部は板金処理をして瓦を復旧し完成です。
古い建物ですし既存の屋根自体がまっすぐではないため
現状に合わせた形で施工していかなくてはならず、
また限られた予算の中でできる限りのことということで、
細かなことは任せていただけましたので、
苦慮いたしましたが、なんとか形にできたと思います。
6/10の南中時です。
軒も長いので日差しもしっかりカットされています。
晴れた日の室内は照明をつけなくてもすごく明るくなり、
青空がしっかり見えるようになったせいか
すごく気持ちのよい快適な空間に仕上りました。