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2021.03.12 | スタッフブログ :スタッフブログ
古民家移築その後10年
パッシブデザイン住宅・パッシブリノベ・古民家再生の
自社設計・自社施工一貫体制の株式会社ラーバンの高谷です。
約10年前に工事させていただいた物件へ伺わさせて
いただきました。
被爆前に建てられた大変おもむきのある佇まいの建物です。
当時、可能な限りそのまま残し移築したいとのお客さんの
熱い想いと要望により、木材や屋根瓦、建具など、
既存のものをひとつひとつとりはずし補強や補修を行って
再利用しながら組み直して建築しました。
時間はかかりましたが、
私たちも最大限想いにこたえようと工事をしました。
あれから10年、月日が経過し新設した部分の色の変化なども
歴史ある古材の部分とよい感じで調和しており
土壁の上に塗った左官の塗り壁も非常にきれいでした。
外観も室内もしっかりとしたおもむきを残しておりました。
自分たちで柱を塗装したりと、メンテナンスも出来ることは
されているとお聞きし建物を大切にしていただいているようで
うれしかったです。
お客さんと当時の世間話もさせていただき、
大変だった思い出の記憶が多かったのですがそれでも懐かしく、
工事中のこともしっかり覚えていただいており
今でも変わらず喜んでいただいているということに
心を打たれました。