BLOG
2016.08.29 | スタッフブログ :スタッフブログ
東広島市 Y様邸 古民家改修工事 その3
Y様邸改修工事の外壁は「焼き杉」を使用してます。
「焼き杉」とは、文字通りですが杉の板の表層を焼いた外装材のことです。
表層を焼く事で、炭化層が防水性を高め、劣化を防ぐ役割があります。
その役割によって昔から多くの日本建築の町並みで使用されてきました。
当時は、「防火対策」としても使用されたと考えられたそうです。
現在では、「防水性」と「通気・気密」を高めるために、壁の下地内で処理を行い、その上から焼き杉を張って行きます。
ラーバンでは少しでも炭化層を確保するため、焼き杉の種類の中でも「素焼き」タイプをセレクトします。
又、板の裏面の防蟻・防腐処理、表面の劣化・汚れ防止にコーティングの皮膜層を設けてます。
自然素材である焼き杉を少しでも永く使って頂く為の大切な作業です。
一枚一枚、丁寧に張り続けて、出来合った頃には、大工さんも真っ黒になってましたが、焼き杉の迫力に圧巻してました。
炭の素材、焼き杉は、
新建材では味わえない古民家の佇まいを感じました。