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2017.05.25 | スタッフブログ :スタッフブログ
竹原市 N様邸改修工事 珊瑚漆喰塗り
竹原市 N様邸改修工事も室内の仕上げ工事が進んでおります。
壁と天井には、左官による漆喰塗り作業を行ってます。
漆喰は様々な商品があり、商品ごとに特徴も異なります。
ラーバンがいつも使用する漆喰は、琉球の塗り壁で風化造礁珊瑚漆喰を使用してます。
あまり馴染みのない漆喰材と思われますが、
この風化造礁珊瑚は、名前の通り風化した珊瑚礁からできてます。
長い年月で化石化した珊瑚が海底に堆積したものです。
珊瑚礁の特徴でもあるのですが、微細な空孔をもった多孔質があるため、
臭いや湿気などの吸着除去に大きく発揮するのが特徴です。
またキレイな海で育った珊瑚は、マイナスイオン発生効果でも注目されている素材であります。
漆喰材とそれをねり固める接着剤にも特徴があります。
通常は樹脂やセメントをねり材として固化させていくのですが、この風化造礁珊瑚漆喰では
無機質のイオン結合による固化を行います。
通常の固化材は漆喰材自身の通気層に入り込み、その通気性は落ちてしまうことがあるそうですが、
この無機質のイオン結合は、イオンの働きにより固化を行うので、
混和剤の量を最小限に抑えながらも強度を得ることができます。
よって気孔の多い素材なので、それを塞ぐことなく固めるため通気性、吸着性の効果を大きく発揮することが可能となります。
漆喰は敏感な素材でもありながらも、その風合いや住みながらの快適な空気感は
やはり魅力的だと思います。
みなさんも、ぜひ風化造礁珊瑚漆喰を体感してみてください。