渚にて
映画「渚にて」です。
この写真と映画のタイトル、そして主演は「ローマの休日」の
グレゴリー・ペック となると、ラブロマンス物?かと思われますが、
近未来の核戦争による放射能汚染の恐怖を描いた映画です。
死の灰が全世界に広がり、人類が滅亡するという悲劇的内容ですが、
絶望的な状況なのにパニック状況は描かず、残された最後の時間を
ロマンスや家族愛も織り込みながら淡々と描いてます。
1960年の公開ですが、その後中学生の時に
テレビ放映された時に観てずっと印象に残っていた映画です。
その記憶を鮮明に思い出させてくれたのが、
東日本大震災による福島第一原発の事故です。
あれから早いもので三年が経ちました。
汚染水漏れ、汚染土の貯蔵施設問題、避難者の今後など
全く出口の見えない状況が続いています。
それでも原子力発電に頼らねばならないのでしょうか・・・
※この映画で若き海軍士官を演じた「アンソニー・パーキンス」
同じ頃に出演したヒチコックの「サイコ」での
全く違う演技に驚いた思い出があります。
コメント
3度目の3月11日を控えた時期にぴったりの話題でしたね。
2014年3月10日 3:21 PM もみじ日記
もみじ日記さま
コメントありがとうございます。
ちょうどタイミングが良かったですね。
悲劇的なのに淡々と進んでいき、余計に胸に迫るものを感じさせます。
機会がありましたらご覧ください。
2014年3月10日 3:41 PM takako
「渚にて」 こんなストーリーだとは、まったく思っていませんでした。
きれいなタイトル、ロマンチックなお話だとばかり・・・
このブログで、色々な映画を知って
「見る予定・リスト」が増えていくのが
楽しみです♪
2014年3月10日 6:17 PM ayayakko
ayayakkoさま
コメントありがとうございます。
映画好きなご主人さまならこの映画ご存じかも?
ただ、TSUTAYAにはないと思われます。
見る予定・リストの「リトル・ダンサー」はご覧になりましたか(笑)
2014年3月10日 7:40 PM takako
「渚にて」不覚にも知りませんでした。
グレゴリーペックもこのような映画に出演していたのですね。
既にこの時代に現代の問題を予見していたのでしょうか。
写真を見ると、フレッドアステアも出演しているんですね。
2014年3月10日 6:35 PM ロマンスグレー
ロマンスグレーさま
コメントありがとうございます。
漠然と見ながらも印象的だった映画なので、東日本大震災による福島第一原発の事故ですぐに思い出しました。
こんな物静かな、でも心に訴えかける反核映画もあるのですね。
フレッド・アステアがどんな役柄だったまでは覚えておりません。
若きアンソニー・パーキンスの端整な顔に見惚れていたようです。
2014年3月10日 7:50 PM takako
私は震災後一ヶ月後、内定していた料理屋さんを辞めて広島に帰郷しました。
福島第一原発の事故。隠蔽。本当に何が起きているのか…
不安だった日々を思い出します。
原発の近くの住民は帰る事は出来ない。
本当にあってはならない事故ですし、原発自体あってはいけない。電力が足らないのなら使わなければいい。
自然に寄り添い、晴耕雨読。
そんな自然な暮らしをしていきたいです。
この映画、1960年のものなんですね。
わたしが産まれる二十数年前…
TSUTAYAにないとあればどうすれば見れますか?
2014年3月11日 9:59 AM shingo
shingoさま
コメントありがとうございます。
私たちの結婚式の立会人になってくれ、それ以来交流が続いている福島の友人夫婦も先の見えない状況を嘆いています。
よく「広島、長崎に次ぐ被爆地ですよ」と言ってます。
そんな声が政治家や官僚のみなさんへは届かないのでしょうね。
「渚にて」GEO(ゲオ)の宅配DVDであるようです。
2014年3月11日 1:07 PM takako
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