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2022.09.26 スタッフブログ :スタッフブログ

植物と暮らし


パッシブデザイン住宅・パッシブリノベ・古民家再生の

自社設計・自社施工一貫体制の株式会社ラーバン 下田晋祐 です。

 

植物や暮らしをテーマにブログを書いてみようと思います。

 

今回はビカクシダ。

 

 

 

ビカクシダ属は、主に樹木や岩などに着生しているシダの仲間です。

日本では、その昔、コウモリのような蘭、「コウモリラン」として今でも親しまれてます。

 

原生地は東南アジア、オセアニア、アフリカ、南米などの熱帯地域。

 

日本には明治から導入され、昭和40年に植物ブームの一つとして脚光されました。

現在はお求めやすい苗も多く流通しており、自生地のような着生の雰囲気を作り上げ、

流木やコルクに苗を一体化させ育てている方も多いです。

 

 

 

こちらはココヤシの殻に自生したような装飾したビカクシダ。

品種はネザーランド、オランダの入門品種です。

 

ビカクシダは葉がもっとも特徴の一つです。

 

主に大きく広がっている胞子葉、

 

中央部の株元に円形の葉である貯水葉の二種類の葉が構成となっています。

 

胞子葉は主に光合成をする役割があり、

貯水葉は、文字通り水分や養分を溜めるための役割があります。

古くなると褐色に枯れるがまた新たに貯水葉がミルフィール状に重なって出てくるのが特徴となってます。

 

 

 

 

自生装飾も手軽にできるのが、このビカクシダの楽しみの一つです。

 

こちらはインドネシア ボルネオ島の現地株リドレイです。

状態は山採りのため荒々しい面もありますが、鹿の角のような葉が印象的です。

今回の自生装飾としてコルクづけを行いました。

デコボコした表面に水苔を丸めてビカクシダを釣り糸で固定するシンプルさです。

 

今回は、少し変わった雰囲気ある植物、ビカクシダ。

流木などと株が一体化となり、

壁に飾れば、オブジェのように装飾。

お部屋の雰囲気もガラッと変わるかと思います。

自分好みにアレンジも楽しみな植物です。

 

 

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