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2022.01.28 スタッフブログ :スタッフブログ

暮らしに寄り添う、和佇の家

制作会社に勤務されている家主さまが、元々お住まいになられていたのは、茅葺き屋根が残る古民家でした。

「その佇まいを残しながら、現代の生活に寄り添った住まい」をコンセプトに、家づくりを進めました。

 

職業がら本をたくさん所有されており、その本を「どう収めるか」が課題。

たどり着いたのが、吹き抜けにカウンターを設け、ワークスペースと本棚をまとめ、書斎とする案でした。

生活スペースを1階に集約し、2階に書斎と寝室を配置することに。

 

 

吹き抜けのカウンターは、LDKを「見下ろす」位置にあるので、日常とは違った角度の景色を楽しめます。

小窓からは柔らかい光が入り、心地のよい明るさに包まれています。

そんな場所で、静かに本を読んだり、仕事をしたり。

 

 

住まいの中に、一人で静かになれる居場所がある

そんな「ちょっとした贅沢」が、生活をぐっと豊かなものにしていくれるかもしれません。

 

 

「木をふんだんに使っていただいているので、すごく気持ちのいい空間です。香りもよくて。」

内装は、ナラの無垢フローリングや珪藻土クロスなど自然素材にこだわり、しつらえや建具も落ち着いたデザインのものをセレクト。

 

和室に採用した太鼓張り障子は、独特の優しい光を照らし出し、昼と夜で異なった風情を醸し出します。

両面に張っているので、高断熱なのも嬉しいポイントです。

 

 

塗り壁と焼杉板(杉板を焼いたもの)とのコントラストが美しい外観。屋根には一体型のソーラーパネルを搭載しています。

「この辺は盆地で、冬の冷え込みが厳しいですが、暖房の効きもよくて。ラーバンさんにお願いしてよかったです。」

 

 

住まいは、パッシブデザインに基づいて設計されています。上部の窓から取り入れた「光と風」を、吹き抜けを通して、家じゅうに循環。

冬は、窓から入る太陽光によって暖められた空気が、吹き抜けを介して二階に伝わります。

空気の通り道として小窓を設けた寝室は、エアコンがなくても暖かく快適な空間に。屋根にはソーラーパネルを搭載し、省エネにも貢献しています。

 

 

暮らしに寄り添った空間のデザイン

自然素材に住む清々しさ

季節を問わず快適に過ごせる性能の高さ

それらの要素を丁寧に反映させて実現した、居心地のよい「和佇の家」です。

 

▶施工事例は こちらから

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