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2022.01.21 | パッシブデザインコラム :パッシブデザインコラム
ドローンで敷地調査
パッシブデザイン住宅・パッシブリノベ・古民家再生の
自社設計・自社施工一貫体制の株式会社ラーバンの下田晋祐です。
広島市 佐伯区の新築計画中の敷地へ調査に伺いました。
今回の調査は、パッシブデザイン調査です。
パッシブデザイン調査とは、
周辺の環境、敷地と近隣との関係性、特に「光や風」がどのように敷地に対して変化していくを大事に読み取って行く調査となります。
(それらを元に建物の配置や間取りの設計がスタートします)
そこでドローンによる調査を行いました。
今回は冬の時期にどれだけ「太陽の日光が敷地に入るか」を上空から確認しました。
冬の日光は、「明るい」と同時に「暖かい」ので、
家の中にどれだけ「明るくて暖かい太陽の日光」を取り込むことができるかが
パッシブデザイン手法では大事になってきます。
上記の写真は冬の12時時点での敷地写真です。
左側の建物は高いビルが建っているのですが、南からの日当たりは、良好です。
色々と間取りの案が考えれそうです。
続いて、上記の写真は14時時点での敷地写真です。
だんだんと左側の建物の影響で、敷地へ影が落ちてきました。
2時間でも影の変化が大きいことが確認できます。
朝から夕方まで日光の変化を調査することで、概ね敷地の光の動き、影になる部分がわかってきます。
それらをベースに、配置、間取り、窓の位置を設計に取り込んで計画を進めて行きます。
最後に上空からの写真です。
広島市も川や海、瀬戸内の島々など美しいなと普段と違う風景をあらためて感じました。
お家も敷地も様々な条件があります。
敷地環境をなるべく把握することで、そこでの最適解の提案ができると、
これからも提案を頑張っていきます。