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2021.02.02 | パッシブデザインコラム :パッシブデザインコラム
家づくりの工程で行うコト
パッシブデザイン住宅・パッシブリノベ・古民家再生の
自社設計・自社施工一貫体制の株式会社ラーバン 赤井 です。
今春着工予定の新築物件の性能のお話をさせてもらいます。
今回の敷地は角地でとてもいい場所です。
ですが南側の隣地が地盤自体が1m位あがっており、
2階建の建物があるため1階の陽当りが不利の敷地となっています。
冬の採光を考慮し、2階リビングのプランが採用されました。
間取りや仕様もほぼ決まり、最終確認として断熱気密の数値と
室温、光熱費のシミュレーションを見ていただきました。
今回の計算結果↓
UA値(数値が小さいほど断熱性能が高い家)ですが
国の基準と比較してみますと今回の家は北海道レベルの性能と出ました。
他の数値も弊社目標値をクリアしていました。
また室温シミュレーションですが、無暖房・無冷房で
どれだけ室温が変化するかをシミュレーションします。
ラーバンが目標とする、
冬の6時に15度を下回らない・・・クリア!
夏の無冷房で35度を上回らない・・・クリア!!
また一次エネルギー消費量計算をもとに消費電力量を計算してみました。
年間で約22,833MJお得!
電気代に換算すると年間約5万円くらいになるでしょうか。
このように数値化して見えるかすることでご納得いただけることかと思います。
また、日照シミュレーションを行います。
冬至、南からどのように室内へ日が入るか確認をし、それをもとに窓の配置を検討します。
施主様と共有もするのに分かりやすいシミュレーションです。
冬至の日照以外にも大事なのが、真夏の西日です。
これも合わせて検証を行います。
室内の状況も分かりやすいかと思います。
デザインも大事ですが、性能や快適さを大事にした家づくりを私たちと一緒に作っていきませんか!