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2020.07.22 | スタッフブログ :スタッフブログ
古民家リノベ「傾き、曲がり、むくみ・・・」
パッシブデザイン住宅・パッシブリノベ・古民家再生の
自社設計・自社施工一貫体制の株式会社ラーバン 高谷 です。
S様邸古民家リノベ現場ブログです。
大工さんの造作工事をご紹介させていただきます。
既存の厚鴨居と新規の柱の取り合い部分です。
既存の木材はまっすぐでないのです。
傾いていて、曲がっていて、むくんでいて、・・・。
そんな箇所に対して新しい木材を取り付けなくてはいけません。
柱を既存の木材の形に削って取り付けたり、
新設の鴨居を既存の厚鴨居に隙間なく取り付けたり、
斜めに傾いた既存の鴨居に新規の枠をつけたり。
細かなところですが
全て寸法が違う既存丸太に1本1本新規の押え縁をつけたり。
木を扱う大工さんの技術には毎回のことですが感心させられます。
蒸し暑い7月、汗だくになって工事を進めてもらいありがとうございます。
実は出来あがったものだけを見ても気にもとめない事ってたくさんあり、
価値や評価というものはひとによってそれぞれ違うと思いますが、
古民家リノベはこんなひとつひとつの部分の集合体で仕上がっていくのです。