ラーバンのスタッフブログ

一級建築士事務所ラーバンのスタッフブログ。

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パッシブデザイン Archive

最近の取り組み8

現在S様邸の温熱計算を進めています。

S様邸の敷地は真南に面してLDKを配置でき、

広い開口も確保できるためパッシブデザイン的には条件は非常によいです。

またLDK上部に吹抜を設けることで明るく開放的で、

冬場にもしっかり日射熱を取り込めるようなプランとなっています。

各居室に2カ所窓を設けたり高窓を採用したり、通風にも考慮しています。

断熱仕様はラーバンの標準仕様で計算を進めています。

現時点での計算結果では熱損失係数Q値は1.91W/m2Kとなっています。

プランの変更等があるためもう少し計算結果は変わってくると思いますが

ラーバンが目標としている熱損失係数Q値は1.9W/m2Kですので、あと0.01まで近づいてきています。

引き続き、室温や光熱費のシュミレーションも進めていこうと思っています。

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この記事の投稿者: takaya

最近の取り組み7

先週東京へパッシブデザインの研修会に行ってきました。

研修の中で、住まいと環境社代表の野池先生の提唱される

パッシブデザインの定義についてもお聞きできました。

「建物のあり方に工夫して、建物の周りにある自然エネルギー(太陽、風、地熱)を

 最大限に活用・調節できるようにし、高い質の室内環境を実現させながら、

 省エネルギーに寄与しようとする、建築設計の考え方とその実際的手法。」

この文章の中にパッシブデザインの考え方の基本が全て含まれているようで

大変共感できるお話を聞くことができました。

また名古屋の木村さんのお話もパッシブデザインの基本について非常にわかりやすく、

充実した講習でした。

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☆冬期に南面の開口から日射を取り込み暖かい室内空間をめざす

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☆風の流れを考慮し風を取り込むためのウィンドキャッチ窓を設置

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☆採光と立体通風を考慮した吹き抜けとハイサイドライトを設置

 

ラーバンとしても取り組んでいるパッシブデザインについて

具体的に設計の中で表現していくための数値的な目標もみえてきたのではと思っています。

会社全体として目標値をクリアするために、シミュレーションをしたり、

さまざまな設計手法を用いたりして

素敵なパッシブデザイン住宅を設計していければと考えています。

この記事の投稿者: takaya

11/12(土)13(日) 完成見学会 開催

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11/12(土)13(日)安芸郡坂町にて新築工事の完成見学会を開催します。

当日は見学会と同時に、パッシブデザイン・ZEH講習会や資金計画講習会も開催しております。

 

 

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2日間限定ですので、ご興味ある方はぜひ、参加をお待ちしております。

見学会はご予約制になっていますので、問い合わせにてご予約ください。

この記事の投稿者: shinsuke

パッシブハウス体験会!

この週末は、建築中の建物を使用して『パッシブハウス体験会』を行いました。

パッシブハウスとは、自然の力を上手に生かして、夏涼しく、冬暖かく、小さな力で快適に過ごせるお家のことです。

今回会場となったお家も、自然の力を生かした設計をしています。

もちろん、すべて自然まかせというわけではなく、断熱・遮熱にもこだわりました。

そんなお家って実際どうなの?熱いの?寒いの?という体験をして頂く為の体験会でした。

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▲ウィンドキャッチ体験

会場となったお宅は、海が見える小高い丘に立っています。

そんな海風を縦すべり出し窓が上手にキャッチして、室内へ取り入れてくれます。

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▲そして、室内で暖められた空気は、吹抜けの高窓から抜けていきます。

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▲パッシブハウスからZEHまで、分かり易くご説明致します。

 ご来場頂いた方も真剣に聞き入ってました。

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会場には遮熱実験コーナーや、解説パネルなど見所いっぱいです。

パッシブハウス体験会の次回開催は未定ですが、決まり次第こちらでご案内いたします。

今回来れなかった方も次回、是非お越しください!

 

この記事の投稿者: mikido

最近の取り組み6

今回は住宅における一次エネルギー消費量の設備別割合について整理してみます。

一次エネルギー消費量は

①暖房設備 ②冷房設備 ③換気設備 ④照明設備 ⑤給湯設備 の5項目と

住宅で使われる ⑥その他設備(家電関係を示しています)から合計を算出していきます。

広島市内エリアで割合的にみてみると

①暖房設備 約30% ②冷房設備 約5% ③換気設備 約5% 

④照明設備 約15% ⑤給湯設備 約25% ⑥その他設備 約20%です。(個別差はあります)

住宅の建築においては ①暖房設備 ⑤給湯設備 ④照明設備 の部分を優先的に削減していくことが必要です。

暖房設備においては高効率エアコンの採用、給湯設備においてはエコジョーズやエコキュート等の効率の高い機器の採用、

また照明設備についてはLEDの採用などが数値削減のための手段となっているようです。

次回はプランにおける数値削減について検証してみたいと思います。

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この記事の投稿者: takaya

最近の取り組み5

今回は住宅の省エネを考えていく上でのもう一つの柱である、一次エネルギー消費量についてまとめてみます。

一次エネルギー消費量の基準は

①暖房設備 ②冷房設備 ③換気設備 ④照明設備 ⑤給湯設備 による一次エネルギー消費量と、

太陽光発電設備等により発電されたエネルギー量から

住宅の一次エネルギー消費量(設計一次エネルギー消費量)を求め

基準となる一次エネルギー消費量(基準一次エネルギー消費量)と比較することで評価されるようです。

一次エネルギー消費量を行い計算結果として

基準一次エネルギー消費量 ≧ 設計一次エネルギー消費量 とすることで基準をクリアします。

また一次エネルギー消費量計算を行う上でこれまでにでてきたUA値やηA値も計算結果に影響を及ぼすようです。

外皮の性能とこれらの①〜⑤の設備の一次エネルギー消費量に

太陽光発電による発電量やコージェネレーションシステム(エネファーム)による発電量を算出し

ZEHの基準が達成されているか確認していく、作業が必要となります。

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この記事の投稿者: takaya

最近の取り組み4

今回は前回に続きもう一つ重要な基準値であるηA値について整理してみたいと思います。

ηA値とは平均日射熱取得率という専門用語のことで、こちらも建物の外皮計算を行うことで算出できます。

冷房期と暖房期の2つがありますが、省エネ基準では冷房期の平均日射熱取得率の基準が定められています。

冷房期の平均日射熱取得率(ηA値)[W/㎡k] = 冷房期の日射熱取得量 mc[W/(W/m2)] / 外皮等面積の合計 ΣA[㎡] ×100

数式としては上記のようになります。

 

ηA値の数値が小さいほど日射が入りづらく冷房効率が高くなり、建物の省エネルギー性能が高いことを示します。

現在の省エネ基準において広島市内では、ηA値は2.8以下が基準となっています。

日射熱遮蔽型のLow-E複層ガラスを窓ガラスに採用したり、南面に庇を設置したりすることで数値は下がってきます。

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冬場は室内に日射熱を多く取り入れ、夏場はできるだけ日射熱を遮るように

窓や窓廻りの計画ではガラスの種類を考慮したり、庇を設けたりと

パッシブデザインの考え方を取り入れた設計を行うことが省エネ住宅では重要になってきます。

この記事の投稿者: takaya

最近の取り組み3

前回ZEHの基準とするための技術的な要件の中でUA値という記号がでてきましたので、

今回はUA値について整理してみたいと思います。

UA値とは外皮平均熱貫流率という専門用語のことで、建物の外皮計算を行うことで算出できます。

 

外皮平均熱貫流率(UA値)[W/㎡k] = 外皮熱損失量 q[W/k] / 外皮等面積の合計 ΣA[㎡]

数式としては上記のようになります。

 

わかりやすく整理すると、

住宅の内部から屋根(天井)、外壁、床、基礎、開口部を通じて部位ごとの

外部へ逃げる熱量の合計を外皮等面積の合計で除した値のことで、

数値が小さいほど室内の熱が外部に逃げにくく断熱性が高くなり、

建物の省エネルギー性能が高いことを示します。

 

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現在の省エネ基準において広島市内は6地域に区分されているため、

UA値は0.87以下が基準となっていますが、

ZEH対応とするためにはUA値は0.6以下と定められています。

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これから先新しい基準や指針が定められることにより、

さらに基準値は小さくなっていく方向のようです。

この記事の投稿者: takaya

最近の取り組み2

今回は住宅の省エネ性能をZEHの基準とするための技術的な要件について勉強してみましたので整理してみます。

大きくは以下の3点をクリアすることが求められるようです。

 

①外皮性能が地域区分ごとに定められた強化外皮基準(UA値)以下であること。

断熱材や窓の性能を高めて躯体の高断熱化が必要になります。(広島市内であればUA値0.6以下)

 

②再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量削減。

基準一次エネルギー消費量の算定においては

暖房設備、冷房設備、換気設備、給湯設備、照明設備の5つの設備を検討することになります。

給湯器やエアコン等、高効率の機器を採用する必要があります。

 

③再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量削減。

再生可能エネルギーを導入する必要があります(一般的には太陽光発電設備等の採用)

 

 

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敷地条件やプランによって数値は大きく変化し、性能に対して優劣がでてきます。

これらの①〜③の組み合わせによって建物全体として総合的に検討することでZEHとなるようです。

この記事の投稿者: takaya

最近の取り組み1

かなり久しぶりにブログを再開することとなりました。

突然ですがこれからの住宅省エネ化に向けて、ラーバンではパッシブデザイン住宅や

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に取り組んでいこうという目標があります。

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自然の力を利用し省エネの効果を高める手法を建築においてパッシブデザインと呼びます。

例えばあたりまえのようですが、夏と冬で室内への日射進入を調整してくれるこの深い軒の出も

パッシブデザインのひとつです。

 

また自動車や家電の省エネ化が急速に進みこれからは住宅の省エネ化は必須条件となります。

国も2030年の平均的な住宅の目標をZEHとする方針のようです。

一般住宅がガソリン自動車とするならば認定低炭素住宅がハイブリッド自動車、

ZEHが電気自動車、最終目標のLCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)が燃料電池自動車

という風にとらえると省エネのレベルが分かりやすくイメージできるかと。

 

現在でも省エネの基準については非常にわかりづらいところがたくさんありますが、

講習会や勉強会などにも参加しより具体的な技術を身につけたいです。

これから学んだことを自分なりに解釈し、ひとつずつですができるだけわかりやすく伝えていければと思ってます。

この記事の投稿者: takaya

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