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旧中筋家住宅

  • 2017-05-17 (水) 21:00
  • 日記

こんばんは。

最大で9連休だった今年のゴールデンウィークでしたが、みなさんはいかがお過ごしになりましたか?

僕は5連休を利用して近畿地方へ行ってきました。

そこで今回は近畿旅行の際に訪れた「旧中筋家住宅」を紹介しようと思います。

 

1852年に建築され、現在は国の重要文化財にも指定されている旧中筋家住宅ですが、一般公開され始めたのは7年前なので割と最近の出来事と言えます。

東面が熊野古道に面した約2200㎡と広大な敷地には、主屋の他に3つの蔵や茶室があるなど、大庄屋らしさを感じる敷地構成となっています。

 

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立派な表門を通ると正面に構えている主屋が見えます。

この主屋は一部が3階建てとなっており、3階にある十畳の部屋からは東西に雄大な山々が見えるそうです。

通常は一般公開されていないので残念ながら今回はその景色を見ることはできませんでした。

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主屋の縁側から望める池は、左半分が亀・右半分が鶴に見えるような工夫が凝らされています。

言われてみて初めて気づきますね。

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こちらは熊野古道に面した東側です。

軒の荷重を支えるための柱には皮を剝いていない状態の丸太を利用しています。

皮付き丸太越しに見える庭や茶室に趣きを感じます。

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こちらは縁側の床板ですが、上半分と下半分の材質が異なっているのが分かるかと思います。

これは建物の補修工事を行った際にできる限り古材を残そうという考えがあり、最小限の部分だけ新しい材でやりかえたためです。

この箇所以外にもこういった補修方法が多く見受けられたので、非常に大変な補修工事だったことが想像できます。

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こちらは二十畳ほどの広さがある大広間です。

天井には大正時代に取り付けられた和風シャンデリアが復元されています。

ちなみに時々この大広間を利用して近所の小学生がお茶会を開くこともあるそうです。

この空間でお茶をするなんて羨ましい話ですね。

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こちらは敷地内にある茶室です。

この茶室には躙り口がなく、正面に一旦腰かけてから中へ入るようになっています。

軒裏や外壁には杉の皮が使われており、内部の柱や竿縁は皮付き丸太で統一されているなど、質素ではありますがこだわった空間であることが伝わってきました。

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今回たまたま通りかかった「旧中筋家住宅」ですが、見ることができて非常に良かったと思います。

また機会があれば重要文化財に指定されている他の古民家も見に行きたいと思います。

この記事の投稿者: wasaki

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