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吉原家住宅

  • 2016-11-21 (月) 18:00
  • 日記

こんにちは。

12月も迫り、いよいよ季節は秋から冬に移り変わっていきますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

僕は少し前のことになりますが、尾道市の向島に行って来ました。

向島はしまなみ海道にある島の一つで、カカオ豆と砂糖のみで作られた「ウシオチョコレート」が有名な島です。

そんな向島で僕が向かったのは「吉原家住宅」という国の重要文化財にも登録されている歴史のある古民家です。

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この吉原家住宅は1635年に建てられたとされていて、建築年の記録が残っている農家住宅としては日本で一番古い建物になります。

現在人は住んでいませんが、10~20年前までは実際に人が住み生活していた貴重な建物です。

僕は四国に行った際にも多くの古民家を見てきましたが、この吉原家住宅は最近まで人が住んでいたということもあり、四国で見たどの古民家よりも建物の状態が良かったと感じました。

 

早速中に入ってみると竈の置いてある広い土間があり、屋根の構造材には何本もの立派な丸太梁が使われていました。

多くの丸太梁の中に1本だけ通常建築材としては使わない柳の木が使われているなど、歴史を感じさせる建物となっていました。

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手前の板の間が食卓として使われていた部屋ですが、一段下がったところが女性用、その上が男性用となっており当時の男尊女卑の風潮が表れた空間となっていました。

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奥に入ると2つ客間があるのですが、どちらの客間も床の間のない質素な空間となっていました。

客間に床の間がない理由は、「庶民、床の間を作るべからず」という徳川将軍の言葉に従ったからだそうです。

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他にも軒の深い茅葺屋根や縁側、竿縁天井など古民家らしい特徴の多く見られる立派な農家住宅でした。

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偶にはこういった建築物を見に行くことも大事だと思いました。

 

 

 

 

この記事の投稿者: wasaki

Comments:2

タナカ 16-11-24 (木) 12:48

こんにちは。
日本で一番古い古民家とは。
それでも人が住んでいたおかげで,傷みが少ないようですね。
古民家改修の事例が増えてるけど,手つかずで崩れていく古民家もたくさんあるのでしょう。
先人の暮らしを思い起こしながら,後世に伝えたいですね。

wasaki 16-11-30 (水) 11:44

こんにちは。コメントありがとうございます。
傷みの少なさからはとても築400年程経っている建物とは思えなかったです。
ここまで傷みの少ない古民家は稀ですが、状態が良いのにも関わらず、人が住まなくなり廃れていく一方の古民家はなんとか活かしていきたいですね。

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