菜香亭/山口湯田温泉で維新の旅②
明治初めから平成8年までの約120年、
日本の近代史を接客という立場から見つめてきた
→料亭「菜香亭」を移築復元した建物です。
佐藤栄作のノーベル平和賞の受賞祝賀会も催されたそうです。
ここの大広間は、名前負けしない大空間です。
庶民でしたらこの畳敷きの廊下でも、生活できちゃう広さです(笑)
かつてこの料亭を利用された著名な政治家の揮毫が飾られてます。
伊藤博文:「一家天地自春風」
皆が一つになったらおのずと春風が吹くという意。
達筆すぎて書かれた内容は説明がないとわからない世界ですね。
名付け親である井上馨、山縣有朋、佐藤栄作、田中角栄、安倍晋三など
歴史教科書で欠かせない面々がづらりと並んでます。
※揮毫(きごう)
毛筆で文字や絵をかくこと。
特に、知名人が頼まれて書をかくこと。
恥ずかしながら正式名を初めて知りました。
この2階角部屋の北客間は「佐藤栄作」が好んだ部屋で、
庭を眺めながらお客さまと談笑したそうです。
向かって左の椅子にいつも座ってたそうですが、
右の椅子と座って比較してみると断然クッションがいいです。
お客さまより私!政治家って自分が一番かな?(笑)
さりげない会話の中に大きく政治を動かす内容があったのでしょうねぇ。
ここのダイナミックな建物は写真では伝えきれません。
一度訪ねられ、ご自分の目でご確認ください。
コメントフィード
トラックバックURL: https://rurban-design.jp/sou/%e5%bb%ba%e7%89%a9/21058/trackback