二軒長屋で自然素材の和を再生 広島市中区

『和の再生』をテーマに、失われていた壁や柱を当時の雰囲気に蘇らせた、水回りと各部屋の大規模リフォーム。
リフォーム概要 |
十何年前、自宅の古民家を洋風にリフォームされていたお施主さま邸。 |
お施主様の要望 |
昔ながらの和の雰囲気に戻したい。 |
ラーバンの提案 |
十何年前のリフォームで洋風に変えられ、柱も隠されていた壁を剥がし、もとの壁を蘇らせることをご提案。 |
柱の継ぎ木作業や漆喰塗りには お施主さまも進んで参加され、『住み手と一緒になって作り上げた』という、ラーバンにとっても特別な思い入れのあるリフォームとなりました。
長い年月を経た柱の新旧が交わる部分がまた、住み手の想いをあらわすようなあたたかみのある柱と、漆喰塗りの柔らかい表情が美しい真壁(昔ながらの日本家屋の壁)が出来上がりました。
オリジナルデザインにより、無垢材でオーダー制作したキッチン。
オープンキッチンになったことで明るく広く、収納力もアップ。
置きたい物や家電に合わせてサイズも自由に決められるオーダーなので、一番使いやすいレイアウトでスッキリと収納することができます。
痛んで汚れていた既存の柱を、杉の磨き丸太と交換しました。
補強面でも安心、見た目にも美しい杉の磨き丸太です。
大黒柱は、日本古来の木造建築において、いちばん力のかかる大事な柱。
ラーバンでは、家族とともにそこに立ち続ける『大黒柱』を非常に重要視しています。
ガイシ引き配線とは、昭和38年頃まで使われていた配線方式です。
昔の電線は今のようにビニールで覆われているものはなく布製でした。 そのため配線の絶縁性を高めるために、ガイシで電線を壁から浮かして配線をしていたのです。
最近の電気設備はなるべく隠ぺいにして、表面に出るのは配線器具と照明器具ぐらいですが、 この碍子引き配線はあえて見せてもおかしくない、非常に美しく存在感のある配線方法です。